○ MXテレビS2の「怪奇大作戦」が最終回。シリーズ一貫して、とても面白かった。やっぱり最終回近くの数話はものすごいなぁと。岸田森氏メインの「京都買います」は本当に大好きな作品なんだが、「ゆきおんな」も好きです。調子出てきたなぁと思った所で終了しちゃった感じなので、当時の子供も残念だったかも?「ジャガーの眼は赤い」のセブン怖すぎる・・・とか妙な所に反応してしまったりしましたが。キャストの皆さん活き活きしてるんだよなぁ。ゲスト犯罪者などでこんな人が?って俳優さんが出てたのも良かった。若き日のささきいさお氏かっこよかったー(笑)
登場人物が素でヒーロー、に近い作品で、文字通りの「怪人」の怖さを表現した作品だったのではと思う。多分初期仮面ライダーのショッカー怪人が着ぐるみなしでやる犯罪ってこういうのなんだろうなぁと。
本来リーダー役の勝呂氏などがあまりにノーマルな刑事モノ路線というか(マイティジャックもそうなんだが)ヒーロー系というよりはリアル人間ドラマ路線の配役なので、怪獣や宇宙人を見続けていた少年達からすると、「これらの話数はどう捉えたらいい作品なのか?」って謎に思ったんだろうけど、一番近いのが江戸川乱歩の明智作品とSFジュブナイルに近い推理モノという感じなのだと思う。
ただ、少年視点のポジションにある作品が少なかったので、なんかSFまじりのサスペンス推理もので人の心の暗部を描いた大人向け作品、に見えちゃうんだよね。タイトルの「怪奇」ってのがまたなぁ・・・。大体「怪奇大作戦」って良く考えると、絶対に犯罪者の側に立ったタイトルなんだよね。毎回大作戦を立ててるのは犯罪者側なんだから・・・そこがまたなんともなー(^^);;;
まぁともあれ、番組のノリが解ってきてからは「うまる」などが終わってスタート近くなると「ちゃーちゃーちゃー、じゃんじゃーん。びょんびょんびょんびよよよ~~~~ん♪」とイントロ口ずさむ日曜深夜でとても楽しかった。(← 実際には僕は楽器音の口再現が上手いのでこういう歌い方はしない)
ていうかエンディング主題歌のギャーから始まる歌詞、今考えると酷いよね。「闇を~切り裂く~怪し~ぃぃ悲鳴」ってさ、普通は「悲鳴上げてる人は被害者」じゃん?!悲鳴が怪しいって言われてるのが悲しい。しかも「今夜も 悪魔が~騒~ぐのか」、って、被害者が悪魔呼ばわりされちゃったよ!!!・・・と、エンディングには毎回個人的にげらげら笑ってました。円谷劇場の次作、何だろね?まだ続くかな。続けばいいな。 (2015_9/14 11:36)
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