◎ 昨日は父の日でした。で、こういうアイテム紹介が的確なのかどうか解らないけど:・・。
某イベントで入手した石原裕次郎像です。似ています!あまりにも似ている・・・!(^^);;
ウチの母とか結構ファンなんだよ・・・。最近の若者にとっては石原裕次郎って、
元都知事の石原慎太郎氏の弟って認識だろうけど、僕らの世代だと・・・太陽にほえろ!とか西部警察のボスなどだよね、多分。
僕的には、石原裕次郎氏の作品で始めて真剣に見たのって「大都会」シリーズだったりするんだけど。好きだったなぁ「大都会」。僕が特に好きになったのは「大都会Ⅱ」以降の裕次郎氏が医者の宗方を演じたシリーズで、なんかその医者の目の真剣さにうたれてすごく集中して見ていた気がする。まぁ裕次郎氏はあっちの世界でも芸能系の人々のリーダー格だったりすると思うけど。ていうかするけど。
で、この彫像は、像が2個に箱が1個で、どうも同じ所から出たらしくどっちが箱付きか解らなかったんだけど、箱には、
「テイチク創業35周年記念発売 石原裕次郎大全集 石原裕次郎全身像 /テイチクレコード」
と書かれていました。買う時にまず解らなかったのが、テイチクっていつ創業だ?って話で。聞いてみるとテイチクってのは帝国蓄音機の略で、結構創業って古いらしい。まぁ後で調べて今年がテイチクエンターテイメント80周年、この像は昭和43年頃(僕が0~1歳ごろ)のものだという事でびっくりするんだけど・・・
まとめなら安くするよ?と最初に言われて、考えます・・・と一度はブースを去ったものの、どうにも似ていてすごい造型に思えたので、戻ってとりあえず銀の比較的残ってる一体(写真中央)と箱の組み合わせで1個買った。
ところがそれでももう1個がどうしても気になる・・・って事でもう1体の写真右のを買ったわけです。
別ブースに出店していた知人さんによると、軽いなぁ、って事で、スズじゃないですか?と言われたんだけど(僕的にはスズともブロンズとも解らない。中空かもしれないし)箱がフタ(良く見ると全面が金色)しか残ってないし。
・・・でもまぁ、僕の両親世代なら喜ぶかなぁとか思って買って帰ったのであった。
帰宅後調べた所、この石原裕次郎全身像は、札幌拠点に活動していた彫刻家の本郷新という方の彫像らしい。全国の屋外彫刻をかなり作っていた方らしく、人物像がとても写実的でやさしく、魅力的な彫刻作品を日本中に残している方です。買ってよかったなぁ・・・・と思いつつ軽く水で洗ったりじっくりティッシュでほこりを落としたり。
しかし、帰宅後並べてみるとどうにも背丈が合わなくて。上の写真でいうと、中央の銀色残ってるのは背丈が約21.3cm、右のややリアルな印象のは22.0cm。ええっ?こういう彫像ってこんなに背丈が違うもの?と。(ともに数値は台座込みの高さ)
で、双方見比べてみた結果、意外な事が明らかになった。この2体の彫像は、型が全く違っていたのだった。
2枚目の写真では上の写真と左右が入れ違っているんだけど、一番解りやすいのは、袖口の少し折り返した上下幅が、22cmの方は長く、21.3cmの方は短い所。
あと、22cmの方は小さいヘラの跡の、細かいギザ跡が肩や頭頂部やうなじ近くの襟部分・・・本体各所に残っているにも関わらず、21cm全身像からはそれらの細かいヘラ跡がなくなっているということ。
(※後注 これはヘラ跡じゃなく、指紋か型接合部の金属やすり跡かもしれないですが(ただ直線に流れてる所が指紋的じゃなかったりもする)、他にも耳の上の形状が21cmの方がとがり気味だったり、台座の造型が違ってたり(全般に22cmの方が荒い)、色々異なる所があります 6/22 14:26~40)
ちなみにこのテイチクの裕次郎像について各サイトを検索した結果、箱とセットになっている裕次郎はほぼ21cmの扱いで、22cmの像が箱とセットになっているケースは現時点で見つからなかった。
こういう彫像を作る上で、先に作られたものより後に作られたものが大きくなるケースはほぼ無いような気がするので、多分、22cmの方が先に作られた裕次郎像なんじゃないかって気がする。
ていうか、どちらもテイチク全身像というよりは、22cmの石原裕次郎全身像が本郷新氏の芸術作品としての彫刻作品で、
21.3cmの方が、一般販売(当時価格1万円だったらしい)用に多数生産されたものなんじゃないだろうか?ってのが今の所の僕の推測です。(でも底は同じ緑のビロードっぽいのが貼られてたりするので、やっぱりどちらもテイチク販売用という可能性は捨てきれない)
(ちなみに譲ってくれたご夫婦の、おばさんの方が昔テイチクレコード近くに住んでいたらしい)
ところが、ウチの両親の反応的には微妙で(笑)。うーん、いい像だと思うんだけどなぁ;
ていうか僕は「石原裕次郎じゃん芸術作品じゃんすごいじゃん!」なんだけど、いきなりのピューター系彫像なのでインパクトありすぎらしい。
石原裕次郎氏の立体物ってほとんど種類が無いらしいので、僕は結構感動したんだけど、親的にはやっぱ映画やテレビの生き生きした裕次郎がいいらしく。
昨日の放送の「甦る昭和歌謡曲」は懐かしく胸を熱くして僕は見てたりしたけど。
なんていうか僕がこの像を買ってしまった理由を色々考えてみたんだけど、・・・石原裕次郎氏って、色んな人々を応援して表に出したりしていて、その辺が僕のやりたかった事に結構近くて(今それをやろうとすると僕への中傷が酷くてまともな応援にならない)、それでだったのかなってのが一つ。
もう一つは、ウチの父は何度も手術しているわけだけど、父自身は結構・・・って所があるわけ。何度も助かってるから。でも、やっぱり命は大切なわけで(僕も、母も、家族も)、父だけでなく、命を大事にしよう(命を大切に使いながら、長生きを目指す)、という、それを考えるためにこの像を買ったんじゃないかな、って気がします。そういう風に思うのも年なのかなーうーんー・・・
一応これは僕的に父の日の、両親宛プレゼント扱いにしたので、まぁどうするかは両親扱い・・・って言ってはおいたけど、僕的にはいざって時までは大事にしたり眺めたりさせてもらおうかな、って感じです。
ていうかこの彫像を見ていて思ったのは、「’カッコいいジャイアン’って結構石原裕次郎氏に似てるのかも?!って所で・・・
そもそもジャイアンって将来的にはそうなる可能性もあるキャラなのかもしれない??・・・などと、変な空想もめぐらせたりした父の日でした。 (2015_6/22 2:09)
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