◎ 昨日終了だった某出品者さんのヤフオク出品物の中に以下のようなものがありました。感動。 ■ウルトラセブンイベント写真36枚■1968年
1968年のウルトラセブン放送時に鹿児島で行われたイベントを、出品者さん自ら撮影したものだそうで、 なんていうかこれは素晴らしいと思う。僕が入札できる額ではなかったけど、 資料的にもすごいし、コンパクトカメラだというけど、写真自体も構図がしっかりしていて。しかもそれが出品者さんの思い出の写真だっていうのがすごいよね。 こういうのって撮影した方が自分の写真として大事にするのもいいと思うし、必要な方に提供するというのもいいと思うんだけど、「落札した方の気持ち」もあるよね。持ってる方が眺めて幸せになるのが全うだとも思います。 ていうか、僕も成田先生の所で絵を習ったりしていたので、先生の写真を一杯持っているのかなどと思われてもいると思うだろうけど、実際にはそんな事はなく。 大江山の鬼モニュメントの手伝いをしていたりしていた時に撮った写真は多分まだあると思うんだけど、先生の写真といえば、鬼の造形作業中の姿を1枚撮ったものしかないと思う。 ただ、貴重な写真が無いわけでもなく・・・。酒呑童子の作業中、1989年の12月頃にほぼ完成していた酒呑童子の顔を脚立で斜め前から黄金分割で撮った写真があるんだけど、実は直後の正月で、作業休みの間に、粘土が凍結で落ちてしまって、先生が年明けから顔を作りなおさなければならないというトラブルがあった。 先生に聞くと、(89年12月の)酒呑童子の顔を、顔の高さから撮っている(撮らせた)のは僕だけだというので、「写真プリントして持ってきます!」と言った所、先生は、「いや、いい。自分で新しく作り直すから」と言って聞かなかった。それで僕はそのプリントを渡すのをやめざるを得なくなった。 先生は最初のエモーション(作品を作る最初の動機)を大切にする。やっぱり芸術家なので、内面から出てくるものをその都度立体造形にしたい彫刻家だから、だからこそ僕の写真を参考にしなかったわけだった。 写真は別に何の問題もなく良い写真で、最初の鬼の顔も僕はすごく精悍でカッコいい、先生らしい鬼の顔だと思ったのだが、 ただ、モニュメントになった酒呑童子の顔は元の顔より陽性でダイナミックだ。各パーツが大きく和風の顔になっていると思う。僕は元の顔もかなり好きなんだけど。鬼の里のモニュメントの顔としては現在の顔でいいんだろうとは思っている。 この事は僕と一緒に作業してた主要スタッフの何人かは知ってると思うんだが、僕自身はもうずっと成田教室の人々と連絡を取っていないので、その12月時点の酒呑の写真はそのまま僕の手元でお蔵入りになっています。で、多分そのままになるんだろうと思う。 (2015_1/17 6:09-6:44)
P.S. 2chの叩きスレッドの方で色々悪口書かれてるようだけど、 頭の方はシーツをかぶせてから毛布をかぶせてました。顔面に直接重量がかかるわけではない。 89年中、髪の毛は週1回スタッフのI田氏(90年になってからビオランテ作業が終わったので週2回スタッフ)が担当してたけど週1ペースの進行だったので詳細部分まで進行していない。(逆に言うとI田氏は髪の毛選任。僕は服しかやってない。僕は最終的には服の担当のまとめ人で、I田氏とT笠氏はプロ造形師志望だったので、I田氏が髪をまかされ、T笠氏が手足を先生と共同作業した。・・・石膏とFRPは、手伝いに来てたスタッフはみんなやってる)、 根本的に顔を先生がやりなおす羽目になったのは彫塑用粘土の凍結によるもの。つまり普段の日なら、毎日シーツを取るから日中は表面温度が上がるはずなんだけど、90年の正月周辺は、複数日覆ったままだったために温度が下がりまくった。シーツを取っててもそうなった可能性はあるが(異常に寒い正月だったので)。他の日に凍結破損は起きてないはず。 ていうか僕のせいで作業が遅れたとか、僕のせいでFRP原型が駄目になったとか、妄言過ぎて色々ナンセンスだよ。話にならない。 89年時点の酒呑の顔の写真を出せとの声もありますが、無視X2。悪用されるのがオチだ (1/17 14:19)
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