◎ 部屋の片付けをしてたら出てきた「1/100 トラッド11」。中学3年の時に作ったもの。(↓)
82年の「戦闘メカザブングル」というサンライズアニメに出てきたガソリンで動くロボット、WMのバンダイ製プラモデル。惑星ゾラと呼ばれる地球での西部劇のようなアニメでした。
で、このアニメのプラモ、なんと1/100ではこれが1番手で、主人公メカのザブングルは、なんと放送終了時にならないと発売されなかったという・・・2番手主人公メカのウォーカーギャリアは、本当最近になるまで出なかったという・・・
で、僕はもう中3の時は本当ザブングル大好きファンだったわけで(そりゃもう東京のサンライズ出版部に郵便振替で記録全集4冊買う位に)、このトラッド11は本当よく出来たと思ってます。とにかくこのWMシリーズは各部のディテールが戦車プラモデルなみに細かくて、パーツも細かく、本当にAFV感覚で作れるのが魅力だったです。
ていうかWMのプラモデルあったら戦車のプラモ要るのか?って位(これは言いすぎか)・・・このトラッド11も大きさは8cm前後と小さいんだけど、ちゃんとフィギュアもついてます。で、プラモの出来がいいと自分は燃えるタイプなので、中3の夏休み頭は(発売が7月下旬だったかと)これとフルスクラッチの1/100ザブングルを頑張って作ってました。以降塗装変更はなし。残念な事に経年でアンテナ折れ、腰部マフラー欠損。出てこないかなー・・・;
塗料はパクトラタミヤです。エナメル塗料のパクトラは僕の中学のお小遣い的にはちょっと高かったんだけど、このプラモは小さいのでビンを何本も買わないで済むだろうって事で買って塗りました。でもグリーンが塗りづらかったかな。(夏で乾燥早いかと思ったら全然・・・ハンブロールもか;)
自分の住んでた所はすぐ近くに初期ボークスのくずは店が出来るような所だったんだけど、地域的には僕と仲間がガンプラ買いに入り浸っていたトップセ●ターという市場の中の玩具店の2代目が美術大出の人でプラモの評価に関しては滅茶苦茶厳しかったです。その2店が地区のプラモ2強で、トップにはコンテストだといつも100点くらいみんなのプラモが集まってて、僕なんかここでも紹介してるスコープドッグなども出品してたけど、何度も出してて賞もらえたのは最後に出したオーラバトラーのダーナ・オシーだけだった。(ハッチをヒートプレスで作ったのとちゃんとつや消しで塗ったのが評価された。)
で、ボークスに行ってる人はスプレー使うんだけど、僕らの所は筆塗りでリアルに作るってのがみんなの信条だったよなぁなんとなく。といいつつ2代目はスプレー使ってた?からみんなすっげーと見てたけど。・・・こういうリアルな塗りを中3で出来るか?って、塗れる人はそんな多くないかもしれないけど、要は足元のマンホールのフタのモールドみたいなのを、赤錆色にウェザリングする感性があれば塗れる。まず、プラモがいいし。
これはWMプラモの中でも本当に気に入ってます。 (2015_1/29 16:05)
※ ザブングル=1982年でした。これは初版品で、作ったのは1982年の7~8月頃です。
P.S. ・・・ていうか、パクトラって海外塗料メーカーからタミヤが一括で買入れしていた、いわばハンブロールみたいなもので、
(84年からタミヤカラーエナメルになっちゃうんだけど。※溶剤が違う)、なんでパクトラかって言うとタミヤ模型の戦車組んでた人は、基本的にみんなパクトラ使ってたんだよね。
バンダイはMr.カラー指定→水性ホビーカラー指定。水性ホビーカラーはアニメプラモ専用塗料みたいな派手色系だった。タカラは(タカラ)レベルカラー(レベル社から輸入)などだった?
でもタミヤは83年まで自社でパクトラタミヤ売ってた。だからタミヤ戦車派は、基本パクトラ塗装だった。
で、その後に、タミヤカラーエナメルが出来た。つまりそれまではAFV塗装はパクトラが主力だったんだよね。(※後注:タミヤカラーアクリルは81年から売られていたらしいんだが、某サイトによると 「初期のものは泡立ち易いという欠点があったようだが徐々に改良されたようだ。」とあるので、それで使うAFVモデラーが少なかったのかもしれない。どのプラカラーを置くかは店の裁量でもあるので・・・)
やっぱりリアル感を出すにはダントツだった。派手な色はなかったけど。(バンダイのヨンパチ戦車(1/48)については・・・うーん解らない;)
82年当時、僕はこれはAFV風に仕上げたいと思ったからパクトラ使ったんだけど、つや消し効果が最高なので、これで最適だったと思います。このすぐ後パクトラじゃなくてタミヤエナメルになっていくので、そういう意味では過渡期のこれって、レアだと思う。(2015_1/30 7:03)



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