2015年4月25日土曜日
こーじアンテナ!
◎ 「ヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号」を見に行って来ました!!
とにかく及川光博氏演じる仮面ライダー3号を見たくてそれがメイン目的だったわけですが、
春映画なので子供向けかと思いつつ、さすがは米村氏の脚本で、仮面ライダーのテーマに
ちゃんと肉薄する映画になってました。ショッカーが支配すると常にナチス的になるのは、
そもそもショッカーがナチスの人体改造技術を使った怪人で世界制服をたくらんでいたからですが、
ショッカー自体のナチス的ファシズムのアンチテーゼとしてのライダー作品なら、やっぱり
映画「レッツゴー仮面ライダー」やとかが優れてるんだが、今回そうではなく、
なんというか、時間上のほんのささいなきっかけで、人は悪にもなるし正義にもなる、みたいな、
そういうスタンスに立ってる作品なんだろうなと思った。色々つもる感想はあとで日記にて。
及川氏の仮面ライダー3号は、ラストまで見た感想としては・・・とことんカッコ良かったです(笑!!)・・・
ていうかちゃんとドライブが警察のライダーだっていう所がすごく生きてた。続く!!(2015_4/24 4:50)
P.S. ・・・日記に移そうと思ったんだけど、とりあえずここで・・・
ラストまで見た感想(ていうか立川で見た観客の意見でもなんでニンニンジャー?!ってのはあったが、
基本的に、及川光博の仮面ライダー3号は、(正直)準主役の扱いで、
詳細を当人が語らないにしても人格ある一個のライダーとして成立していたと思う。
今回のライダーでは(でも?)ライダーの歴史が狂っているのだが、時代劇や大河ドラマなどでもよくいわれる、
「勝てば正義、負ければ悪」という、それゆえに最強であろうとする、それを体現したような・・・
それに対して、最初に変身してくる登場ライダーが倉田てつを氏のライダーBLACKで、
子供をかばった彼の言葉と、本願寺課長の殉職(いやそこでこれって東映映画版の王道だなと思った)や
霧子の ビルから転落 が、ショッカーぬるま湯に漬かっている特状課の泊=ドライブの
目を覚まさせていくわけなんだけれど、ドラマ構成的にすごいなと思ったのが、
このドラマではほぼ一貫して(いやラスト前に1号2号がよみがえる辺りでみんな洗脳が一斉に解けるけど)、
人と人との関わりや、ライダー同士の関わりが、一人一人のライダーの目を覚まさせていくという事で。
本当に、最初に変身したBLACK=南光太郎に胸を打たれる存在感があった。泣けました。
てつを氏いくつになってもカッコいい!!と思った・・・。
で、なんというか、その後桜井ゼロノスが登場したり、マッハたちも登場するんだけど、
それぞれのライダーが順々にそれぞれの生身の心を変えて行くのがこの映画の一番強い主張だったかもしれません。
マッハ=詩島剛も大活躍だったしね。この映画!!チェイス殆ど出なかったが・・・
ゼロノス桜井も、デネブ登場→ゼロフォームになったり、変身前後終わってみれば大活躍!!◎!!
ギャレン橘なんか特にそうで。この展開の流れは見てて感動した。
(今回、ライダーの声の出演はブレイド・カリス・レンゲルとかみんなオリジナルで嬉しかった!!)
555の乾巧も前回より若干出番少ないのがさびしかったけど(「4号ではかなり出てるw」)、
キャラクターならではの視点で、黒井の人間性を看破してた所が、説得力ありました。
で、それゆえに3号=黒井の孤独は更に浮かび上がるというか。色々二転三転するわけなんだけど、
実は黒井のキャラクターは一貫して変わらずあのまま。にじみ出てくるような存在感が、さすがだったです。
(ていうか脚本的に言うと黒井はPD白倉氏がアギト以降手がけた平成ライダー前期の世界観的だなとは思ったが)
で、ドライブを目覚めさせたのは南光太郎の言葉と本願寺課長(いやすごい殉職だった)と霧子の言葉だったけど、
そのドライブの存在意義は・・・彼が警察官としての一応の社会正義というのを持っていて、
「ライダーGPをして決めよう」と黒井に持ちかけ、しかもその中でフェアに戦ってGPに勝った点にあったと思う。
みんな持ってるメカがメカなので攻撃すればできる筈なんだが、ドライブの場合特殊機能は防御のために使っても、
ショッカー側に洗脳されたライダーのように攻撃には使ってないっていうか。そこが観客の子供向けに◎な所で。
レース途中とレースが終わった後の、泊と黒井の会話、そこからラストは、圧巻だったと思います。
レースも楽しかったしね!!チキチキマシンとかマッハGOGOGO?
いきなり光太郎がRXとして復活とか!ライドロン来るとか!!
あと「出て来いやあ!!」のブラック将軍(笑)!!や、ゲンさんなのにチーターカタツムリ!!ってのも
なんていうか見ていて異常にテンション上がってしまって。楽しかったです。
ゲンさんがショッカーのめちゃ強い怪人ってのが怖い!・・・「勝てば正義、負ければ悪」の世界って怖い!!
その怖さを見た観客の子供たちが解ってくれって映画。(どこかの子供がスクリーンに応援してたよ)
特状課の究ちゃんとりんなさんがああいう逃走姿って、活躍してるのかどうなのかって感じだったけど楽しかったし
霧子さんや課長も・・・レギュラー陣も含めて、登場人物みんな演技最高でした。そこが良かった。◎。
ライダータウンの本郷邸と立花藤兵衛がまるまる原作どおりだったですが、
まさか藤兵衛役が井出らっきょだとは見た時には全く思いませんでした。
しかも藤兵衛もあっさりショッカーに寝返ってるし!!怖い!!(最初1号2号を倒す前に出た、
トライサイクロンに立花レーシングマークがある時点で僕は「???」とは思ったけどさ!!)
一般市民もあっさりナチ的ショッカーの世界に浸っている。最初にも書いたけど正義か悪か、って
本当に簡単なきっかけで変わるのかも、生まれてきた世界がどうかって事だけで変わるのかも、って感じで、
それにフェアにドライブがぶつかって行く。その対象は大首領というよりは、3号だったんだけど、
最後の3号と1号2号のライダートリプルキックは、カッコ良かった。
ライダーロボは出るの解らない状態で見るべきだった。ロボ変形するトライドロンは・・・欲しいね。
とにかくカッコいいカッコいいを連発しながら、見れる染みる映画でした。
ラストの新聞に踊る黒井の姿まで、爽快感だったです。いやーさわやかな。
米村氏の春映画の脚本は、昭和ライダーを出さなければならない条件があるとしても、
まず、昭和ライダーが子供たちに主張していたテーマってのは何だったのか?の追求があるので、
見ていて不快感が無いというか、ある意味子供向けテーマを持つ映画として◎だよね。
柴崎監督もスタッフもいい映画を作ったと思います。宣伝コピーは間違ってなかったと思います。
そりゃ欠点は無くはないけれど、全年齢向けでこれだけハードルの高い事をやってる映画ってのは、そうそう無い。
見て良かったです。(ていうかマッハが・・・なんとか「4号」見ないと;(海堂出てるみたいだし!!! 2015_4/25 2:52)
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