2014年8月13日水曜日
こーじアンテナ!
「具体的な廃棄の方法をお示しする立場ではない」と警察庁…誰にもわからない児童ポルノの廃棄方法
・・・という感じらしく(詳細は↑のブログにて)。困っている人もいるかもしれないし、実際、
自分の場合も人形制作中で絵も描いている、描いてきたわけなので、色々悩んだ所はあるんだが
なんとか美術系作家or人形作家もしくはクリエイター、アニメ漫画キャラデザイナーは普通に出来る奴というレベルではあるので、
美術写真などを資料として持っていても単純所持だと言われる必要性は(僕については)もう無くなった。
絵や漫画は描いているが、いつ職業にするか解らないって人でも、現在描画や造形の実力あるなら持ってていいと思う。
なぜなら未来の事なんて誰にも解らないし、修練をしてプロになるアマチュアを資質なしとするのは、
ただの無知の暴論でしかないからだ。で、こういう暴論を警察は時たま言うけれど、警察より実は消費型オタクが言う方が多い。
つまり美術や写真、アニメ漫画の作家や作家の卵(いや、以前書いた通り服飾業界や医学界の人でも)に対する、
オタクなどの消費者側の嫉妬が増大して、ネット上のそういう論議が暴走し、問題が肥大化してしまうわけで、
それがこれまで非常に作家側を苦しめてきた原因になっている。
で、児童ポルノ法が施行されて以来、少女ヌードの絵画が規制されているかというと全くそんな事も無い。
例えば先週日曜も、少女のヌードを描き続けたスイスの画家バルテュスについてのNHK日曜美術館が再放送(8/10)されたが、
(バルテュス展についての感想は、美術ドール感想ページにて)
その内容は、単純所持規制法案可決前と後とでは、全く放送内容変更が無かった。
つまり絵画の少女ヌードのスリット描写も、視力を失いつつあるバルテュスが撮影したデッサン代わりのポラロイドも、
改正案可決、7月の施行前と放送内容が変わらず、つまり絵画・写真においてはそういうルールだと決まったと考えていいと思う。
写真については、モデルのアンナさんが同意しているから、大丈夫なのだろうし。
つまり↑の場合重要なのは、少女ヌード写真が美術的写真であること、そしてポルノで無いことを、
何より被写体の少女なり家族なりが認めているというのが条件になってるんだろうなと思う。
(例えば「バルテュス最後の写真展」に行ったら、小学3~4年生の男の子も普通にそれらを見に来てたが。)
一般的に言えば、例えば家族の子供の頃のヌード写真を児童ポルノとみなす事自体が本来間違いなわけで。
そして根本的に、児童ポルノ法が最初に施行されて以来、少女ヌードの写真集や
少女ヌードを掲載した雑誌が無かったというと、全くそんな事はなく、(美術写真系では)
例えば日本の作家が、海外少女を撮影した7~80年代のヌード写真集も復刊されてネット販売されていたし、
海外の少女ヌードを撮る写真家の作品集も日本のネットで売買されたり、主に復刻が出て店舗販売されたり、
その種の美術写真について、継続的にイラスト造形系のクリエイター向け雑誌にこまごま掲載されたりもしている。
つまり、児童ポルノ法改正後に出版されているもの、それと同レベルの表現の過去の写真で、
現時点まで裁判などの問題になっていない一般市販物の美術作品・写真・映像(映画「エコール」など)であれば、
(またはそれと同等表現の過去のそれらであれば)それは児童ポルノではないと考えられている、と見なしていいわけです。
もしそれらが児童ポルノなら、児童ポルノ法最初の施行後以来、根本的に出版も出来ないし、
各雑誌紙面にも絶対組み込めなかった筈なので。
あと、ヌーディストの家族を撮影してきた、ジョックスタージスの少女ヌード作品は多分ほぼOKです。
90年代の米国での裁判で、彼の少女ヌードはポルノでは無いと判決が出ていて、
おそらくアメリカ側から児童ポルノ扱いされる事はない。ていうか国家別の判決で作品の本質が変わるわけ無いじゃん!馬鹿・・・
著作権や特許が、日本より米国優先なのは、アニメや発明品などと一緒なので(漫画などでそれやられると悲しいが・・・・)。
もちろん過去に18禁として売られた作品群は駄目ですが。18禁じゃまんまポルノなので。
で、問題になるかもしれないのが、やはり日本の作家が日本の少女を撮影したヌードで、
本当は一番上に書いたバルテュス展のアンナさんの写真のように、大人になった被写体の方々が、
「あれは芸術で、ポルノではない」と表明すれば全てクリアできる筈なんだけど
(例えば、清岡女史の写真集であれば、その被写体の方々で、今も芸術だったと主張する方々とか。
女史の写真は、いわば日本におけるスタージス氏のようなものなので(表現レベルが)、悔しいなと思う、)
それをなかなかしづらくしているのがこのアスペルガーな日本社会なんだろうなぁとは思います。
それと、ろくでなし子さんの場合もそうだけど、オタク方面で彼女をほめそやす連中とか、僕は邪魔だ。
まぁ、残り一年の間に、みんなで考えてみよう。なんでこうなったのか、とか。
自分はもうちょっと納得行く作品作れるように頑張ります。(2014_8/13 2:39)
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