◎ ドローイングというかペンデッサン。下書きがあるので、ドローイングと言っていいのかどうか、自分的には解らない。これも宇宙人。オリジナルデザイン原画。
多分イメージ元は例によってアポロ石油のマークからなんだと思う。例によって例のごとくの顔なんだけど、自分にとってはとても自然に描けた。名前はソレイユ君。
ただ自分にとってとても自然に描ける事が、オリジナリティーの適切な表現になっているか?っていうとそこは解らないわけで、 成田教室生の自分としてはこの彫塑的結晶立体的な頭は普通な表現の筈なんだが、他人から見れば永ピー氏のグランチャー的だよと思われるかもしれない、そういえばなんか体のボルト的な所も永ピー氏のデザインに流れてるなぁ;
このデザインは顔とこめかみを描いた段階で全部形状が決まったわけですが、こめかみからの流れで前髪をこう描いた時、そのまま左右をつなげてしまったので、結果的に永ピー氏のメロウラになってしまってちょっと落ち込んだ(- -);
だからその辺の所をきちんと自分のデザインラインに置き換えて、って感じで決定稿におちつくんだと思うんだけど、現在はこんな感じ。 しかし目はやっぱコーダンテ家の目になっちまってるのか。泣くー!!
でも、本当の話。劣化永野だなんだとネットで僕は言われているのだが、86年のAUG-D以来、永野メカやそのオレメカ系って、ガンダムFSSブレン等含めて、この28年間ただの一度も描いていないんだが?????!!!!!
ともあれこれは、立体造形して詰めていくべきデザインかもしれないんだが、このデザインについては僕では造形無理だよ!!と思う。後頭部が繊細過ぎる;
後頭部のマフラーヘア(後頭部に排気というか呼吸口が(左の並びのように)曲面配列されているデザインなんだけど、いちいちこの本数分造形するのは僕では無理かもしんない。
とりあえずタイトルは「太陽の子」って事で。色はオレンジとレッド系です。 そうなるとFSS 5巻って言われるのか;もうちょっと淡彩なので違う風に見えると思うんだけどな。トホホー。 (2014_8/30 11:14 JST)
P.S. ていうか僕はこういう顔は昔から描いてるが、アクセルワールドに「スカーレットレイン」ってのがあるらしく、結果的にそれに近いイメージになっちゃってるのかも。むしろ赤色極力減らすしか。
ちなみにこういう顔はほんと、昔から描いてるので。日記の2014_1/8解説(97年デザイン)とか、E9烈帝(←でもここの無料ホームページには米TRIPODが広告にウィルスしかけてきた・・・;)とか参照できるウイルス対策環境の人は、参照。
◎ 最近のドローイング。
左は一連の「開かれた線」をテーマにした絵の2態。紙に描いてそのままにしている自体、テーマはある。
以前「原画動画の人ならテーマを解るかもしれない」と書いたと思うけど、実際2chの叩きスレなんかでも、僕のこれらの作品のテーマを理解してる人はいないようで・・・当然か。
自分(描き手)はどういう考えやテーマで描いているかを語るのはあまり正しい事ではないと思うんだけど、単純に描けばこれらの一連のドローイングのテーマは「開かれた線」という事です。
つまり、自分は一応デザインやキャラ画を「線」で描いているわけで、いままでホームページにも線画ばかり描いてきたわけだけど、
その線画にはそれなり意味があったり、塗られていない色を想像して欲しかったり、その余白を意味化するそういう努力がある。
つまり塗られていない白黒線画の線には描き手のいろんな想いや色があるんだよ、という事をテーマにしているんだけど、
実は線画だけに色を見る(観る)というのは日本独自の文化なわけで、例えばヨーロッパの美術芸術はデッサンでも「物と物の境界は線で描くな明暗だけで描き出せ」という厳しいものだから(成田教室でもそういわれた)、
多分ヨーロッパの人々は線画という認識が最近まで発達していないんだよね。浮世絵伝来でやっとそういう絵もあると気づいた。それで浮世絵がヨーロッパアメリカに伝わって、いわばディズニーのセルアニメも生まれたわけです。
で、その線の想いってのを表現したいってのがあってこういう絵になってるわけですが、
とにかくさっと描いた絵のラフな線の輪郭を明確にしてみよう、ってのが一種ポイントで、
別に色鉛筆でもマーカーでも一緒なんだけど、その輪郭をなぞることで、ランダム性を意識的に再現する、という過程はふんでます。
当然ペンでもミリペンでもちゃんと使えないと精緻になぞれないのでテクニックは要ります。
で、ここからはテーマなんだけど、日本のアニメの原画でも動画でも、普通はそこに色は塗りません。
色を塗るのは仕上げさんの仕事です。そして日本のアニメを支えている原画さんや動画さんは、
鉛筆かペンで原画動画を描いているだけで、みずからの絵に色を塗ることはなく、
有名作画監督や有名原画マンレベルにならないと、その色指定すら満足にできず、自分自身の絵も描かせてもらえない。
で、そういう夢を持ちながらも、原画や動画で大成できず、夢を諦めていく人々は結構います。大人になっても引退しちゃう人、いるしね。
テクニック的な理由ではなく、大方金銭的な理由や家庭環境が理由で、苦しい家庭(家族にハンデある人や要介護者を抱えているなど)だと、各動画に負担をかけている今の日本アニメの金銭状況では、アニメという夢に携わることはできません。そこまで業界の賃金モラルが至ってない。
それどころか昔はアニメ専門学校なんてなかったから現場に直入社で実地で勉強ってのもあったみたいだけど、今は専門学校に行ってないとまず採用されない。だから、そもそも専門学校に通えるお金のある家の子じゃないと、そういう理解のある両親じゃないと、アニメの原画動画にもなれないんだよね。
だから、ようするに原画や動画のまま、もしくはそこまで勉強するチャンスも親にもらえないまま、色づけした絵を他人に観てもらう機会も与えられないまま、アニメなどの夢を諦めてる人は過去に大勢無数にいるわけで、そういう夢持ってた人々への思いも含めて、描いてます。
アニメもそうだけど、漫画家めざす人もそうだよね。雑誌掲載されただけじゃ、自身の絵に色づけしたものを、雑誌上で他人に見てもらう機会はないはずだから。
だからこれらの絵は、色鉛筆とペンと紙の上じゃなきゃ駄目なわけです。
・・・・・・でも、最近はインターネットのサイトやブログやツィッター、フェイスブックやPixiv、そして同人誌などで自分の絵を他人に観てもらう機会があるわけだから、
そういう80年代までの「夢破れた」人々の気持ちってのは、今の子にはピンとこないのかもしれないんだが。
・・・って事でいいでしょうか?まぁ、構図なり描き方というのは今後模索しますが、そういうテーマで。でも、そういうテーマだからって暗い画題にはしたくないんだよなぁ。
これは縁取りした色鉛筆画についてのテーマで、ただ色鉛筆で線を引いたイラストのテーマはまた別です。
真ん中の女の子の絵は、ウチが昔飼ってたピーちゃんが今頃人間になってたらこんな感じかなぁ、と。まぁ天使と同じなんで、羽付けてもいいんだが。
神として言わせてもらえば、このピーちゃんは、我が家の家族と祖父母につぐ霊位にあり、他の全人類より上位に属するのであがめましょうあがめましょう(笑)。(すっげー、全人類インコ以下!!)
あとはフランダースの犬のネロ。この状態で周囲を星空にする、ってのも考えたんだけど、
デッサンをきっちりしてそういう風に描きなおすとしても、結局アニメのネロもしくはその僕版って事にしかならないので、それは却下。
あと、同作品のジェハンおじいさん(ネロの祖父)。ジェハンってフランス語で腹ペコって意味らしい。・・・なんてネーミングだ!!先日のMXでの再放送でおじいさんが死んでしまって、もう何度観ても涙止まらない。
ていうかこれはいわゆる永ピー氏が言う所の「記号の真似」になっているのかもしれないけど(;)、きれいにかけたとは思います。今の僕が当時生きてたら、世界名作劇場のアニメーター、できたかな。うーん。 (2014_8/30 12:37 JAPAN TIME)





◎ 通常日記に新しく買ったデジカメについて 更新しました。(2014_8/29)