2016年5月26日木曜日

こーじアンテナ!

◎「ホバリング・ウォーリャ ネイバース・スフォルツァンド」
('84 10/24)

  上のスタッカートの上級機体という設定。メーザーキャノンや電子弾やニュートロンライフルやその他諸々の武装を持っているが核武装はしていない。指揮官が重武装していてもしょうがないから、って事だと思う。
  このデザインの数日後に最初のNBTのデザインをしているので、ラフ画は多分同時並行で描かれているんだと思う。
  これについては砲撃専用タイプには変形できるが飛行タイプには変形できない、という事で、つまり戦地離脱には他のマシンの助けが必要なわけで・・・指揮官がそういう機体に乗ってちゃだめじゃん!!って事で一気に自分のモチベーションが低くなった事を覚えている。
  ただ多分格闘戦というかロボット白兵戦での戦闘力は非常に高いんじゃないかって感じ。グフのような機体だと思えば良いです。
  スタッカートは実は副座にもなれる機体(コクピット後部座席に人が乗った場合は、背中のフードがおきあがって頭が半分肩におさまる形で副座部分をガードする)なのだが、
  このスフォルツァンドは援護機体であって副座にはなれない。
  ただ多分スタッカートと同時行動するなら「モノスゴイ遠距離射撃」が出来る機体には間違いないんだろう。
  頭部の形状はちょっとアゴが出た形で、これが後のNBTの頭の形のベースになってる。これって結局ザクとかグフとかだよね;
  ・・・で、顔正面に十字照準が付いてるんだけど、顔面真正面に十字架モチーフを(NBT-16とかライダーVi:-Mのように)入れだしたのも、僕のデザインの中では・・・ずっと続けてるのかなぁ・・・うーむ。 
  (※ でも頭のカバーのみアシュラ・テンプルなんだよなー泣; 高2当時の自分的限界を見る思いが)

  このシリーズのデザインは当時色々書いていたんだけど、翌年のバンダイ「模型情報」のコンテストの投稿に混ぜてたかどうかはあまり記憶していない。送ってないかもしれない。
  送っていない理由があるとすればその理由は簡単で、1984年当時は玩具のバルキリーを作っていたタカトクトイスもまだ存在し、マクロスのプラモもア リイとイマイがまだ主導に作っていてバンダイはマクロスに手を出していなかった(まぁバンダイはブルマァクからウルトラマンとか、クローバーからガンダム とかいつも似たような事をしているが)。だから僕のオリジナルであるとは言え、バンダイ模型情報にこの飛行メカをマクロスバルキリーと同一視された場合、 結局毛嫌いされるんじゃないかな、という怖れで、模型情報への投稿はNBTをメインにするしか無かった、というのが本当の所だったりする。
  実は1999年に描いたガンダム000(トライゼロ)の円盤変形ガンダムになる前のイメージ形態は遡ればこのホバリングウォーリャにあるわけだが、上 体と下半身が細いアームのみでつながっているこのロボットというのは、実は後の色んな業界ロボットよりも相当先駆ばかりのギミックが詰まってるんだよね。 ていうか、今僕がデザインしているロボット群もこれの応用なんだろうな、と振り返ってみて思う。
  リアルロボットものに出そうとしていたのかどうかは解らないんだが、核武装をしていたって点ではどのリアルロボットもののロボットより恐ろしいロボット兵器群なのは言うまでも無い。核戦略専門のロボット部隊が登場するリアルロボットアニメを当時の僕は想定していた。
  そんな世界観でそれまでのリアルロボットに何が出来たって言うんだろう?誰がそんなアニメ作りで僕と組めるって言うんだろう?核戦略論を延々と続ける アニメ・・・・・・核肯定で無い否定にするための内容でも、人類愛を大事にするクリエイターなら描きたくないのが普通だよね。それが表向き企業向けにこの シリーズをあまり発表しなかった理由。で、核云々の設定を抜いて、ここから色々展開できないかと思った所で結局リアルロボット系の話だし、だからまぁこの ロボットの雰囲気がどこかに残ったデザインが別にできればいいかな、と思ってたりする。平和っていいなァ。(ただ、カッコいい系のデザイン、飛行メカ系の 比較的メジャーデザインでそういう米軍基地の核の噂みたいなのを反映させてしまったデザインをした事が後々の自分のメカデザ人生を狂・・・って気は、 ちょっとするかも?)  ( 2016_5/26 2:44 ~ 3:06)
 
 

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