2016年5月20日金曜日

こーじアンテナ!

● 「仮面ライダーアマゾンズ」8話を見た。なんていうか脚本側イデオロギー的にいうと全く駄目というか全然共感すら出来ない話。まぁイントロの仁のセリフには共感できる。でも後半の仁のセリフには全く共感できないんだよね。自分は・・・殺される側にとっては、殺しにくる相手が人間でもアマゾンでも大差ないと思ってるから、自分だったら殺人犯を助けたりとかはしないかなー、と。
  悠(はるか)も仁に言われた先からモズアマゾンに逃げられてるしなぁ。で、あのモズアマゾンが人を本当に殺してるかわかんない(被害者の一人は仮死状態)状態でも結局みんなで殺してるしなぁ・・・(次週そういうシーンが出てくる予感)・・・※いや男の方は殺されてるのか、モズが強くなってるし。体の一部を食われたからって絶対に死ぬとは限らないけど。
  ていうかこの連続殺人犯を警察に引き渡したってシーンも無いんだよー・・・匿名通報しか出来ないだろうしなー・・・省略だろうとは思いたいけど・・・なんだかなー乾きまくり

  ていうか震災パニックの時とかに我を失ってナイフ持って人に切りつけまくってる奴がいたら警官だって発砲するでしょ?手抜きしたって麻酔弾撃つとかさ。あれは救うか救わないかその場で選択せざるを得ないわけで、選り好みせざるを得ないわけじゃん。そんなもんは昔からあたりまえの事で当然の事なんだよね。揺るぎもしない。
  救急医療現場のタグ付けというかブラックラベルと一緒だよね。あれを悪い事だなんて誰にも言えない。それでも救いたいなら救急医療現場の水準を上げるか医療現場の実力を上げるしか無い。
  でも、脚本の人的に、誰かを救うのに時間をかける事は別の誰かを救えなくなる事だって、解ったよと思いつつ、あんまし解ってないと思う(笑)。
  (まぁでも警察まわりで言えば大田区警察署みたいに間違ったタグ付けしてたら取り返し付かないし許されないだろってのはあるけれど。)しかも今回人間の連続殺人犯を警察に引き渡したとかいう描写も無いしなぁ・・・
  多分神様だって誰か悪人を救うことで誰かが善人が死にかねない状態になるってこの世の摂理には常に直面してると思うんだー。でも人間たる脚本家ってのはそんなのに直面しても、面白いからとかドラマの感動のためとかハラハラするからの理由で善人の方をドラマで殺しちゃったりするんだよね。「基本、人間には人を救う(質および量)ことに責任というか責任感が無い」から。そういう状況に直面し続ける育ち方や責任性を問われ続ける生き方もしてきてないだろうし。
  でもリアルはドラマじゃないからそんなの (善人を見捨て悪人を救う事)は許されない。そこが多分脚本さんは、僕から見ても解ってない・・・んだよね・・・(棒読み。まぁ強い男たちがバトるのが好きな人だからかな。)まぁダメな点を突っ込み続けても仕方がないけど。
  ・・・でも石田監督が頑張ってるのでつい見てしまった(笑)。しかし駆除班を1話で見た印象と8話の今見ている印象が全く違うのに驚いた。
  石田監督も脚本側と考え方が近いのかは解らないがー・・・
  しかし美月周辺は今後トラブル必至だなぁ、2期送りになるかもしれないけど。特になんていうか、彼女を演じてる人が「アクション女優」なので心配(笑;プロフィール読んで今後の展開が楽しみというか不安感)
  ていうか2期やらないと来週9話から5話分使って最終章した所で、イントロ数話からいきなり最終回感は否めないじゃんw;・・・ねぇ? (2016_5/20 10:32~11:40)
  P.S.  ・・・ていうか、いまだに違和感がある理由って、主人公が仮面ライダーである事を無理に彼の仕事にしようとしてるからだと思うんだよね。例えばアマゾン怪人みたいな実験体を企業が作り出す事が今の日本の法律で合法行為とは全然思えないんだけど、その違法行為の結果としての生物が人間に近い状態にまで完成してしまってるのに「駆除」という発想しかないならばその野座間の企業倫理もかなり悪に染まっていると言わざるを得ないわけで、しかし主人公は上手い具合に「有害アマゾンを駆除する企業倫理→仕事(職業)」は正当化される、という気休め的組織の中にはまってしまったわけじゃないですか。そこで仮面ライダーを語る事自体可能なのか?みたいな。
  本来の仮面ライダーって人間の自由と生命と平和と正義を守る大自然の使者(昭和ライダー自体は改造人間なので自然もへちまもないが)ってのがコンセプトなんだけど、そこに至る気があるのか、至るまでの階梯がどんだけ長いのか、至ってもすぐ死にオチとかじゃないのか・・・などそういう不安が結構ある。
  連続殺人犯を警察に引き渡せるのか渡せないのかが出てこないと、仕事の範疇以外駆除班は本当に何もしないんだなって事になってしまうので、あそこで普通に去ってしまったので、駆除班も結構ホラーだなぁと。キャラは立ってきていい感じなんだけどなぁ、駆除班。つづく。(13:31)
  P.S.2 だって仮面ライダーって、あまりにも強すぎる軍勢ばりの無法殺人集団に対して、人類を守るため戦う人外なわけじゃん?だから死んだが蘇ったってライダーもいるのは、そもそも全ライダーに戸籍が必ずしもあるのか?って事でもあるし。もしくは路上にナイフ持ってる屈強な殺人鬼の改造人間たちと戦ってきた改造人間・・・警察官ですら正当防衛の為に犯人射殺が許されるような状況で、殺すなと言われても・・・とか。
  でもまぁとりあえず今回の話で、悠を仁たちが「人間のルールに押しとどめた」のは、今回は良かったかなと思うんだけど・・・・・でも、なら「(殺されても仕方ない)アマゾン怪人」って何の比喩なの?と思ってしまうんだよね。テーマがあるからには比喩なんだろうけど、世の中的に、「何」がアマゾン怪人の比喩に該当するのかがわからない。(13:40)


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