あぁ・・・毎月FSSを読める幸せ・・・・!!!
(※ 以下、イントロはTOPページと同じですが・・・)
ていうか自分はKADOKAWAは基本的に嫌いだったんだけど、近年のNT編集長をしてた
水野氏が今月をもって移動らしい。水野編集長期のNTは、なんだかんだ言っても
これまでで一番若い印象のNTで好印象ではあったと思う。ちゃんと映画GTMも公開したし、
FSSもちゃんと連載復帰したし!!水野編集長期は角川ラノベ原作アニメにも元気あったかも。
むしろあまり角川系アニメと意識しないで済んだというか。ちゃんとやり遂げてた印象あるね。今後に期待。
(角川向けにこんな事書くのホントの本当に珍しいな・・・・・・相手がこっちをどう思ってるか知らないけど特例!!! 2016_7/17 2:54)
※ でもまぁ、ここまでは普通に感動しながら読んでたんだけど、今回の話を読んで、
やっぱりナルミの考え方とは僕は違うって感じだナァ。思い込みが強すぎる。
多分ソープ=アマテラスはナルミやツラック隊を静観し続けるだろうけど、
けしてナルミのロジックが正しいってわけでも無いんだよね。
なんかページに色々赤ペンでギャグ突っ込み入れたい気分もあったりして(2016_7/22 11:31)
まぁなんというかナルミの考え方は社会主義的とか共産主義的というか、極めて牧歌的な時代の騎士の考え方というか、しかしそれはともすれば社会主義的もしくは共産主義的だとも言える。なんというか・・・前の号にあったよね。「誰も(ベラ国が)負けるなんて考えてないからですよ」と。結局の所ハレーの思考というのが全部すっ飛ばされているので、まるでハレーがうじうじしているかのように見えるんだけど。
まぁ永野氏がハレーに対してどう考えているのかってのは全然読めない(しかしまぁ老いたハードロッカーのようにハレーを描いているのでそこそこ感情移入はしているんだろう)んだけど。
大体ナルミってソープやファナ(ラキシス)の事もわかってないし、バランシェ博士(ミース)の事もツバンツヒの事もわかってないじゃんw。わかってないけど解ってると思い込んでて、結局住民難民防衛よく言われる「ベラ国への思い」だけで戦ってる。でもこの戦いに勝利するかどうかというのは、結局ツラック隊&ベラ国守備隊が、バッハトマ枢軸軍より強いか弱いかに過ぎず、もっと言うなら、負ければツラック隊やベラ国守備隊は蹂躙されるだろうけど、一般市民や難民が本当に蹂躙されるかどうかというのは、その後になってみないと解らないんだよね。それは地球の世界のどこの戦争でも同じじゃん。日本だって核2発も撃たれて戦争で何十万人何百万人死んだか解らないけど、今は撃ったアメリカがどう考えても世界で一番仲がいい国だ。
さらに詩女様のおさめるハスハ、が、必ずしも他のどこかの国がおさめるより良い国かどうかも解らない。少なくとも今聖宮ラーンは腐敗していてハスハ王国なんてものは無い。大体詩女の持つ数々の特殊能力も、一般人から見ればあるのかどうかもわからないものだし、その「わけのわからない存在」を一般市民は崇め奉って生きてきたわけで、それ以上の世界を住民が知らないだけとも言える。この世界においてはアマテラスは正真正銘の神なのだが(ただし劇物と言われそこは否定しない)、詩女やその周辺の統治システムも同様にわけのわからないものだ(それはトリハロンとベリンがかつかつ理解しあった程度のものだ)。結局それは「昔からハスハの人々は詩女様信じてきたんだからそのままにしておいてあげようよ」位の事でしか無いんじゃないだろうか?それをベラを守るだハスハを守るだと言っても・・・ってのは多分ソープは解ってると思う。つまり「思いが何かをくつがえせるのか」って事でもあり、それをこそ作者氏は描きたいのかもしれないんだが、僕はそういう「人の思いが云々」は基本絶対信じないタイプなので、このシーンのハルミが全然わからない。
とりあえず僕的に思った事を書くと、ハレーってのは例のエンブリヲ隊とエンプレス登場の事件(ハルペル=インタシティ死亡の話)で、AP隊の裏切り者としてスクリティ隊に追われていたわけで、それがハルペルの寿命のせいだとしても、扱いが裏切り者として追われていた。つまりそういう事をハスハAP隊はするに至ってしまう部隊なのであって、けしてAP隊は近代的部隊じゃ無い。あくまでも前近代的な古めかしい思考の部隊なわけだ。だから多分ハレーというのは、ああ見えてもベラ国が勝った後ではなく、負けた後の事を考えている。
今はツラック隊はどちらかというと防衛ムードで騎士も住民たち難民たちも一体化してるけど、もし仮に負けたらって事なんだよね。負けてしまえば騎士やファティマがどういう目に合うかわからないというのは当然なんだが、実は負けた時に(それまでの住人が隊に協力していなければ生きられた筈が)見せしめでツラック隊などに協力した一般人たちが大量虐殺されるかもしれないわけだよね。
民間を戦いに巻き込むってのは常にそういうリスクを負うわけで、その「支配者が変わった時」に「為政者に対する裏切り者として追われる」事はハレーは一番わかっていると思う。そういう意味では、ツラック隊が戦い続ける事が、より母国を焦土にしかねない愚行に過ぎないのかもしれない。本当はハレーってそういう心境な筈だよね。前回までならば。
で、ツラック隊はハレーをとっ捕まえて、またスパイとかブローカー扱いの汚名を着せている。つくづくAP騎士団って愚かだよなと。本来ハレーが裏切り者扱いされて追走劇にならず現役だったら、ツラック隊指揮してるのハレーだろって。
例えばツラック隊そのものだって、ソープやファナに対する視線、ツバンツヒへの視線、今回のハレーに対する視線も、当初は全部冷たいものだった。それが実力を見ればコロっと変わる、というのは、つまりその逆の可能性もあるって事だ。コロっと味方になる者はよくコロっと裏切る。元の気質が良いからツラック隊はそうならなさそうだが、それは知らない外部からは解らないことで、結局は・・・単に「ツラック隊の気質は今はこうだ」でしかない。敗戦ムードが濃くなれば裏切り者も出る。単にバッハトマに勝つか食い止められてるから、裏切り者が出てないだけで。
でも実力主義って意味ではハスハとバッハトマのどこが違う?何にも変わらない。上がアングラでカルトな悪でやる事なす事支離滅裂で変態や腐女子万歳でも、コミケ参加者なんて平然とへらへら笑ってイベント参加してるでしょ?
ハレーが再びファティマを娶りたくないのは当然だよね・・・いくらハレーだって、仮にGTMに乗ってて、裏切り者の汚名で、カイゼリンかスクリティと戦うハメになってたら、裏切り者として殺されちゃってた可能性が高いし。ほかならぬ仲間のAP部隊にそうされる寸前だったんだからさ。騎士団だの国家だのってそういうものじゃん?結局は愚か。・・・その被害者に(裏切り者扱いに)ファティマをしたくないなら、騎士を廃業するしかない。でもその辺のハレーの心境は、多分解っててもこのお話ではすっとばしてると思うんだよね・・・。
仮にベラ国が200年昔にバッハトマに接収されていて、そこにナルミみたいな団長が現れて、そこに別の国の軍隊が攻めてきたって、ナルミは多分今回と全く同じ事を言うよね。つまりそういう動機でしか無い発言なんだ、今回の発言。・・・だから今回のナルミの発言も怖いし、納得してしまうハレーも・・・いわばペラく話がつながっちゃったのが怖い。
まぁ感動的なドラマにはちゃんと感動はしてるけど、冷静に見るべきところは冷静に見ちゃうので、自分・・・。今回はそういう感じ。でも久々のカイゼリンはカッコ良かったなぁ。 (2016_7/22 12:02~12:48)
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