2016年7月2日土曜日

こーじアンテナ!

○ 「アリス・イン・ワンダーランド2」が公開されたっぽい。ていうか今回のテーマはものすごく示唆に富んでると思う。
敵はタイムという時の番人で、家族を待ち続けるようになってしまったマッドハッターを助けるために
アリスが奔走するんだって。で、何が深いのかというと、あえて時間をテーマにこういう話を作ったって事で。
ここのページにも書いたけれど、ルイスキャロル=ドジソン先生は、アリス・リデル達のためにお話を作ったり、
家庭教師をしたり、写真を撮ったりしてた。「時を止める」ために写真を利用するのだと。
で、前作のアリスインワンダーランドでは少女ではなくてもう二十歳前後のアリスが、大活躍するわけだけど
でも今回のポスターやペーパーどおり、マッドハッターは「君は僕のアリスじゃない」と思ってる。
僕なんかは結構よく解るけど、ルイスキャロルのような時代のことはもう社会は許さない。
言ってみれば世界の自称文明国家の大人の女が全部、赤の女王みたいなヒステリックなアスペになってるわけで、
そこには少女との普通の会話はもちろんの事、黄金の午後もないんだ、って事だろう。
まぁそういう原因を作ってるのは、女の子に不信の種を植え付けるような下衆な連中で。
例えば自分は「性交渉持った相手(いや子供じゃ無く!)を不幸にする」ような真似をした事は今まで一度もないけど、
でもそういうのって平気な連中は平気なわけで・・・。最低!!
ていうか、大昔からさ、少女と交際しようがヌード撮ろうが、女の子を泣かさない人は、絶対泣かさないんだよね・・・。
でも結局昔のようなアリスやルイスキャロルの描き方は映画でもしづらくなり、
「ドリームチャイルド」なんて再販売すらされないみたいで。そんな時代のディズニーのアリス物語だし(笑)。
そもそもテニエル挿絵からディズニーアニメ、って、アリスを人々に受容させたイメージそのものだし。

・・・僕にも昔は自分の家族のように大事にしてたコスプレイヤーがいたし(相手はそう思ってなかったが)
少年期には北浦和のSさんとか高岡のSさんとか何となく好きな女の子もいたりしたし、
でも転校多くてあえなく会えなくなったり、オタク界やコスプレ界だと明らかに別の連中の悪意で会えなくなったりもするし。

そもそも力強いアリスが本当にドジソン先生やマッドハッターの求めてたアリスなんだろうか?って問いについては、
多分映画でスタッフなりの結論は出るんじゃないかなぁ。でも、それが本当のアリスか?っていうと別問題。
だから、僕はこの映画を見て癒されたいとか救われたいとかじゃなく・・・なんていうか、
ほっとしたいというか、何か、時の流れについて納得したいんだよね。
で、時代は時代だよ、と、関係ないじゃん、と。 (2016_7/2 4:41~53)

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